大森「じんぺい」秋の味覚せこがになどなど


大森海岸の風が「じんぺい」に秋を運んできましたー

むかご(零余子)



山芋の赤ちゃん(正確には栄養繁殖器官と言うらしいです)
トロッとしてコクがあるけど、淡い分それが上品なんです。

これ、仕入れてあるにもかかわらずメニューに載せ忘れの確率が高いので要チェック(笑)

いくらの出し漬け(700円)



醤油漬けや塩漬けに比べると上品な味。



もちろんお酒もいろいろ。名前だけでおいしそうな「別嬪(べっぴん)」がいい(笑)




本ししゃも焼き(600円)



これを高いと思うのは、カペリン(カラフトシシャモ)のイメージ
大森の某大手スーパーでは20尾で198円~298円、これはカラフトシシャモ
紀ノ国屋では子持ししゃもが5尾で580円、オスは10尾で480円、これは柳葉魚

紀ノ国屋と大手スーパーではもともと価格差があると思うかもしれませんが、
それ以前に某大手スーパーには本物のししゃも(柳葉魚)は置いていないし、
紀ノ国屋にはカラフトシシャモはないのでこれ以上は比較しようがないんです。



味はもちろん違うけど、シルバーなカペリンに対して本シシャモは黄金色。

蝦蛄(しゃこ)



秋の味覚?蝦蛄は初夏でしょう!と思いきや、
北海道小樽の蝦蛄漁は春(5~6月)と秋(10~12月)の2回。



大きいだけに旨みが詰まった感は江戸前等に比べて弱いけど、身はプリプリ
そして意外なことに小さいながらもカツブシ(子持ち)。オマセさんかな?

そして、なんと蝦蛄のツメもあるとは!

蝦蛄のツメと言っても「ツメ(タレ)」ではなく「ツメ(爪)」
銀座のお寿司屋さんで食べて以来二年ぶりです。



正確には捕脚のつけ根、一尾に二つと数が限られているので
後から来たエビスキーな方の分がなくなってしまいました。
その代わりに私が焼肉をごちそうすることになっています(笑)

せこがに(1,500円)



ズワイガニの雌。一杯で身・味噌・内子・外子とさまざまな味を楽しめるせいこがに。
個人的な好みでは、蟹を食べる満足感は毛蟹、酒肴としてはセイコガニが最高の蟹。

これ、いろんな呼び名がありますね。



気になったので、ずわいがにの漁獲量の多い順に県や観光協会のHPの記載を調べてみると、
兵庫県:せこがに・セコガニ、鳥取県:親がに・親蟹、福井県:せいこがに、石川県:こうばこがに・
香箱ガニと地域によって異なるようです。さらに京都府のHPでは“コッペ”と記載されています。

メニューは日替わりなので毎日全部あるわけではありません、それはその日のお楽しみ~



■過去記事
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≫ 大森「じんぺい」福興◎福島 大森弾丸ツアー2012
≫ 大森「じんぺい」春のお造り盛り合わせと磐城壽
≫ 大森「じんぺい」タカベの塩焼きと穴子の干物
≫ 大森「じんぺい」新鮮生野菜の胡麻バーニャカウダと庄内のお酒

産地直送野菜と山形の酒 じんぺい
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テーマ:和食 - ジャンル:グルメ

[2012/11/11 11:11] | 大森)大衆割烹・和食系居酒屋 | page top
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